トランプに微生物の世界
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301260004.html
微生物の世界に興味をもってもらおうと、岩国市ミクロ生物館(由宇町)が原生生物の写真付きトランプを作った。名付けて「プロチストランプ」。昨年末から販売を始め、製作した50セットを完売する人気ぶり。追加のセットを製作中だ。
カードは直径9センチの円形。よく知られたゾウリムシやアメーバをはじめ、下水から油類を生み出すオーランチオキトリウム、シロアリの腸の中に生息して繊維の主成分であるセルロースを分解するトリコニンファなども紹介。実験用シャーレをケースにし、そこから原生生物を取り出して遊ぶイメージだ。
ミクロ生物館と神戸大が共同で製作・監修した。地球上に数万種いるといわれる原生生物の世界を知ってもらおうと昨春から計画。親しみやすいようにトランプにした。全国の研究者たちから写真の提供を受けて完成した。
1セット840円。ミクロ生物館で販売するほか、同館のホームページ(HP)でも受け付ける。