2007年から2008年にかけて、東京、滋賀、愛知と巡回し、多くの人々にその魅力を広めることになったブルーノ・ムナーリ展の図録。後期未来派の活動に参加していた最初期の作品から、絵本作家としてのムナーリ、コピー機や映像機材をその表現に取り入れた新しいもの好きとしてのムナーリ、アーティスト、そしてプロダクト・デザイナーとしてのムナーリと、彼の長きに渡る活動を俯 瞰的に網羅した決定版図録。ムナーリのスピリッツを受け継いだ凝った装丁や、フルカラーで満載された図版、傍にいた人々による貴重な証言など、ブルーノ・ムナーリという簡単には括れない、人そのものがジャンルのような巨大な作家の全貌がつかめます。1冊でもお気に入りのムナーリ本がある方は、こちらを見ればより理解が深まるはずです。
出版社:朝日新聞社 / 210mm × 260mm / 200P / ソフトカバー