ロケットの発射音でスタートするハイスピードなアップチューン<9>(本作にはニューヴァージョンを収録)で、いきなりテビューヒットを飛ばしたポルノグラフティのファーストアルバム。
テンポのいい曲調から、せつないメロディのサビへと展開するセカンドシングル<3>に、感情を込めてじっくり聴かせるバラードナンバー<5>など、覚えやすいメロディと、歯切れのいい伸びやかなアキヒトのヴォーカルがパワフルでカッコイイ。(武村貴世子)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
75年生まれなら別に“ずっとずっと”と強調するほど前じゃないよなぁ、のデビュー曲「アポロ」とセカンド・シングル「ヒトリノ夜」を収録したファースト・アルバム。インディーズ時代の楽曲も収録。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
「アポロ」「ヒトリノ夜」と快進撃を続ける彼らのファースト・アルバム。
アッパーでファンキーなロック・チューンに始まり、フゥフゥ♪の掛け声も楽しいスペース・ディスコ・ナンバーやアコースティックな珠玉のバラード、流暢なストリングの利いたソフト・ロック、ライヴで盛り上がり必須のスピーディなR&R、ブリブリのハード・ロック(ディジュリードという本物の民族系の笛をメンバー自ら演奏)、80年代テイストの歌謡ロック(個人的にはこの路線はとても似合うと思う)ときて、スケール感あふれる美メロ・チューンで大ラスを迎えると実に振り幅が広いのに驚く。
ドラムレスというバンド構成を強みに変え、リズムを多彩に操るあたり、いなたさと今っぽさを両方打ち出しスタイルを縛ってないあたり、よく練られた音作りといえる。
ただ、メンバー外の楽曲提供者がいること、歌詞がまだ多少弱いことなど今後の課題もあるが、逆に言えばそこに可能性を感じることもできる。
曲目リスト
1. Jazz Up
2. Century Lovers
3. ヒトリノ夜
4. ライオン
5. 憂色~Love is you
6. Heart Beat
7. マシンガントーク
8. デッサン 1
9. アポロ(New Apollo Project Version)
10. ラビュー・ラビュー
11. ジレンマ(How To Play“didgeridoo”Version)
12. リビドー
13. ロマンチスト・エゴイスト