出版社/著者からの内容紹介
私の家は「パーマネント野ばら」。
山あいのハウス農家のおばあちゃん達の
パンチパーマを一手に引きうけます----。
「どんな恋でも、ないよりましやんか----」。
娘を連れてふるさとの村に出戻ったなおこ。その母が営む、村にひとつのパー
マ屋さんは、女のザンゲ室。そこでは女たちが、恋にまつわる小さな嘘を日々告
白している。男に裏切られても、泣いて笑ってたくましく。
おとなの女の恋心を描く感動の物語。
オールカラー128ページ、「新潮45」連載待望の単行本化!
内容(「BOOK」データベースより)
港町にひとつの美容院、「パーマネント野ばら」。
ここは女のザンゲ室。まいにち村の女たちが、恋にまつわる小さな嘘や記憶を告白していく。昨日男に裏切られ泣いたとしても、明日また男を愛しくおもう女の不思議。
ずっと好きより、いま大好きの瞬間を逃したくない女の謎。
俗っぽくてだめだめな恋にもひそむ、可愛くて神聖なきらきらをすくいあげた、叙情的作品の最高傑作。