『冬は鍋』特集 ~薬味のやうやうなるもいとをかし~
11月27日(金)~12月13日(日)
ひと晩ごとに寒さが増してきて、温かいお鍋が恋しい季節の到来ですね。くつくつを音を立てる土鍋の蓋を取れば真っ白な湯気がテーブルを覆い、「わあ」とみなの歓声があがります。
ろばの家の定番鍋は鶏団子。ババろば直伝の茹で白菜入りのふわふわ団子です。水菜や春菊、白菜、しいたけなどもたっぷり入れて、ポン酢でいただきます。シメの雑炊には柚子七味をふって。それぞれのお家に、それぞれの定番鍋があるのでしょうね。みんなで囲む鍋料理。家族ででも、気の置けない友人たちと一緒でも。さて、冷えたビールで行くか、ワインを開けるか…。会話も弾みますが、お酒も進みます。気軽に出来て美味しくヘルシー。用意も後片付けも簡単とくれば、ほんと、冬は鍋に限ります。
土鍋や耐熱皿、取り皿や薬味皿、お玉や灰汁取りなど、冬の食卓に欠かせない道具たちを集めました。笠原良子さんの土鍋を中心に、フォンデュ鍋やグラタン皿などの耐熱皿もあれこれ。先日、初めてろばの家に作品を届けてくれた高田谷さんの取り鉢に大きなお皿や古松淳志さんからは渋い鉢も届いて、これから厳しさを増してゆく冬を、土モノの温かい手触りで楽しく過ごせそうなうつわたちを並べます。